「赤城姫を愛する集まり」の活動

目 的

 「群馬県指定天然記念物ヒメギフチョウについて学習を深め、広く広報を続け、この貴重なる資源がいつまでも生存出来るように保護すること」を目的として活動しています。

学 習

 毎年、4月末から6月にかけてヒメギフチョウの成虫と卵の数を調査しています。また、どのくらいの数の卵がかえって、幼虫になるかも追跡しています。私たちは自然から学ぶことが一番大切と考えています。

広 報

 機関紙『赤城姫』を年1回発行して、調査の結果を皆様にお知らせしています。私たちの活動の基本は、赤城山のヒメギフチョウの現状を皆様に知っていただき、保護にご協力をいただくことです。
 会員向けには『赤城姫ニュース』を年4回発行しています。毎年、春には観察会を開催して、ヒメギフチョウだけでなく、ヒメギフチョウのすんでいる林のすばらしさをご紹介しています。

保 護

 現在、保護の主体は地元の方々です。私たちは調査の結果を集計して、ヒメギフチョウのすみやすい林の整備案を作成しました。毎年、地元の 南雲小学校の児童を交えて、父親クラブによる下草刈りが行われ、ヒメギフチョウのすむ環境が整備されています。地元の行政当局も林の管理を実施しています。産卵数が減ったり、天敵に食べられる率が高くなったときには、幼虫に網をかけて保護をすることもあります。

 「赤城姫を愛する集まり」のあゆみ(概要)

2004年

チョウ類保護ネットワーク「チョウ類の保全を考える集い」に参加
2003年 「クリーン・グリーンECOの集い」出展
2001年 群馬銀行環境財団より、第4回同財団賞受賞
2000年 群馬テレビ「ぐんま光と雲と風」撮影協力、
1998 聖酒造の「清酒・赤城姫ラベル」のリニューアル販売
1996年 県生涯学習課作成「赤城のヒメギフチョウ」のビデオ撮り
1995年 放送大学学園ハイビジョン撮影
1994年 群馬県立大泉高校とウスバサイシンの増殖で協力開始
1993年 公益信託増進会自然環境保全研究活動助成による調査
1992年 生活環境保全林整備事業により遊歩道の整備
19回国際昆虫学会議(北京)にて成果発表
1991年 日本鱗翅学会で報告
1990年 「赤城姫を愛する集まり」運営委員会発足
1989年 機関誌『赤城姫』創刊号発行
ヒメギフチョウ観察会開始
1988 群馬県赤城村南雲小学校と交流開始
1987年 「赤城姫を愛する集まり」発足
生息地での調査開始
1986 群馬県のヒメギフチョウが群馬県指定天然記念物に指定される